Nakasone Toyumya Tomb

「国指定重要文化財」・「県指定史跡」

国指定重要文化財で県指定史跡と紹介されていました。イラスト入りの詳細な説明板が立ち、「宮古島在来のミャーカと沖縄本島の横穴式墓地の折衷様式」と記され、確かにイラストを見れば素人でも理解出来るようになっていました。現在は平良港として整備されている場所に面している事からかつては海岸線近くに立地していたものと想像されました。

風葬墓地のミャーカと横穴式墓地の折衷様式

「仲宗根豊見親墓」･「アトンマ墓」･「知利真良豊見墓」の3基一括で国指定重要文化財となっていました。 その中で「仲宗根豊見親墓」は、風葬墓地のミャーカと横穴式墓地の折衷様式と紹介されており、上に上がって墓全体を見渡してみるとその大きさに驚くばかりでした。

立派なお墓です

市街地からも近い場所にあります。15世紀末に宮古を制覇していた仲宗根豊見親が父親のために建てたお墓だそうです。宮古島の伝統と沖縄本島のデザインが折衷されたような形だそうです。支配するものにとってお墓が権勢を示すってのはどこもかわらないですね。

宮古を治めていた一族のお墓

古い時代の宮古を治めていた仲宗根一族のお墓がある場所で、ピラミッド？と思うような石造りのお墓があります。

宮古島の支配者の墓

15世紀末から16世紀初頭の、宮古島の支配者の墓。13段の石積が正面にあり、前面には井戸のようなものが掘られています。支配者の墓らしい立派なもので、他にはあまり見ない様式のものです。