Gastnutzer
17. Mai 2022
郡山に出張で来ました。福島県というのは大阪からはなかなか縁遠いところですので、1人プライベートで延泊してゆっくり休日を過ごすことにしました。仕事しながらのリサーチのためあまり状況等は調べられていませんが、郡山駅から電車で来れることと、温泉の泉質が私の大好きな美人湯(ツルツル系)だということで各種予約サイトでザっと皆さんのクチコミをナナメ読みし、すでに宿泊前日段階で公式ホームページからの予約が出来ず、仕事中に***********でコソっと予約。 郡山からの電車が1時間に1本しかないことと駅からまだ遠いのは想定範囲ですが、駅までの無料送迎が1日3本(15:40,16:40,17:40)だけだというのは想定外でした。電車の時間を伝えたらいつでも来てくれるのだろうという思惑でしたがアテが外れました。タクシーの料金目安が駅前に貼ってあり、800円+迎車料金程度です。1.5kmとしては思ったより高いです。迎車0円の大阪の1.5倍くらいか。1人なので割高に感じます。キャリーケースありで徒歩20分ほどかかりました。 ゆとりろのリロは、リロのポイントバケーション(別荘のサブスク)のとこだと着いてから気づきました。知人が会員なので毎年どこかしら一緒に泊めていただいていますが、大手企業等が保養所として建てた施設が不良債権化したあとを買い取ってリノベーションするケースが多く、特に、内装工事では客が真っ先に目のいく水回りの設備品の選択やデザイン、優先度の切り分けが上手で、外観ボロでも中は綺麗なイメージで満足度を高める手法をいつも感じています。 おそらく、もともと清稜山倶楽部という温泉旅館だったのを最近ゆとりろ磐梯熱海としてリニューアルされたように見えます。ここは外観も綺麗です。部屋は16平米との記載でしたが、和室10畳の奥にさらに縁側的な板間スペースがあり、他にも床の間や収納、玄関前室やトイレなどは16平米に含まれませんのでホテル感覚の16平米とは異次元に広いです。洗面設備やタッチパネル式の自光式の鏡は最先端リノベーションで快適です。仕事で11日連続ホテル出張の中、旅館の広い和室というのは気持ち良いです。畳も綺麗で布団も綿がしっかりしていて、ビジホのフニャフニャベッドよりも快適に眠れました。 ただ、温泉についてはクチコミの良さに期待が高すぎ、完全にくじかれました。私が普段使いで年に数回頻度で利用しているツルツル系の温泉は、大阪府高槻市の祥風苑(スーパー銭湯)と奈良県五條市の金剛の湯(旅館の日帰り湯)、また和歌山の龍神温泉もそれ系でしたが、pH9.1というのは大阪の祥風苑と同じです。金剛の湯でpH7.6、龍神温泉pH7.8なので、明確なイメージを持って来てしまっておりかなり期待していたのですが、いざ入ってみるとガッカリ。キシキシとした普通のお湯に近いものでした。もちろん、普通のお湯との違いはギリギリ分かりますしそれが美人湯系なのも分からないこともないですが、ウーンです。pHだけでどうこう言うことが間違いなのか、過去の数値を掲げているだけなのか。温泉に行くと必ず成分分析表を見ますが、1kgの湯に対して五條市の金剛の湯(pH7.6)はナトリウムの量が11860.0mg、こちら磐梯熱海(pH9.1)は113.3gと、100倍以上も違うというのがナトリウム泉と単純泉の違いとしてはありますが、祥風苑は336.1mg程度で最もツルツルなのに、温泉の触感というのはどこで差がつくのでしょう。 ユトリロの温泉成分表近辺には加水の有無や循環濾過方式等の記載が公開されておらず、また駅前や宿の斜め前の公設足湯ではユトリロよりもう少しツルっとした感覚を得たので、薄めすぎとか循環濾過させすぎ(祥風苑とて源泉掛け流しではないのですが)のせいかもしれません。不都合な情報は開示しないというのはアルアルですが、泉質自慢をするのなら、きちんと質を極めてほしいしバランスを取るなら分かる人には分かるように説明をしておいてほしいところです。 初日はバスタオルの方は問題ないものの、ハンドタオルの方が使う前から異臭がしていまして顔を拭くこともままならぬため交換してもらいました。夏場に洗濯したまま取り出し忘れて3日ほどたったような匂いというか、梅雨時に満員電車ですごく太った人が発している匂いというか、強い生乾き臭です。それが翌日は、ハンドタオルには問題がなかったけどバスタオルの方が同様の異臭。前日使い終わったバスタオルが部屋にまだあったのでそちらを使いました。タオルの洗濯乾燥は外注かどうかわかりませんが、不良率50%というのはマズいと思います。煮沸しないと取れないような匂いです。 ここの予約をするきっかけにもなった温泉写真は岩風呂みたいな雰囲気の露天だったのですが入ると殺風景な一枚壁で露天の風情も何もなし。2~3時間は入ってやろうという心算で来たのですが泉質の件もあり1時間で出ちゃいました。壁の外には綺麗な桜が咲いていますがそれすらほんのすこししか見えません。壁を低くするか桜より向こうに壁を移設して少しライトアップすればまだ雰囲気はマシになろうかと思いますが、まるでスーパーホテルかAPAホテルの屋上風呂みたいでした。男女別に異なるデザインの風呂なので、てっきり日替わりで男女が変わると思いきや翌日も同じでしたので、湯上りに夜勤のスタッフの方に確認すると、早朝5:30~8:50の時間帯のみ男が岩風呂付きの方になるとのことでした。レディファーストであることは当然として構いませんが、これについてはチェックインの時に教えてくれたらよかったのにと思いました。知ったのはチェックアウト前夜の23:30。翌朝、頑張って朝食前に15分だけ入りましたが、この岩風呂がある側が断然良いです。桜の木はほぼ真上にあり、ちょうど散っていく花びらが湯船に浮かんで綺麗でした。泉質は相変わらずですが、こちらには随分と風情を感じますので少し長く入っていたい気持ちになりますが朝の風呂は8:50までです。 他にも色々と説明が不十分に感じたことが多いです。本来、説明などしなくて済む運営がベストではあれど、常識的に想定できるであろうことの逆をいく部分については絶対に事前説明しておくべきだと思うのですが、色々説明のないことが重なることでチリも積もれば山のように不快感を感じます。 複数のスタッフから感じた雰囲気なので菅、後ろめたい気持ちがあるからこそかもしれませんが「あなたに選択の余地はありませんよ」という威圧感を端から感じました。関西気質との違いとして、関西ではたとえ思っていなくても必要以上にやたらと申し訳ない感を出しながら客を押し切ることで客の方が「はいはい、もう、しょうがなあいなあ」と諦めると言うベタなコミュニケーションパターンがベースにありそれに慣れていることで余計に感じることかもしれませんが、もうちょっと言い方があるだろうになと思いました。 特に朝食について、一方的に時間を指定されます。チェックイン時にあなたの明日の朝ごはんは朝7:30ですと告げられ、もっと遅くできないかというと8:30に動かしてくれましたが、むしろ7:30と8:30に空きがあるがどちらが良いかと尋ねてくれるのが普通
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